2012年8月30日木曜日

9,6kmの散歩@パリ

一人で滞在するパリ2日目。
友人がパリに遊びに来るご両親との散歩に招いてくれました。
友人のダンナさんと5人で、19区の Cité de la Musique を出発点に Butte-aux-Chaumont 界隈を散策します。




友人のご両親はドイツの方。初めてお会いしました。
友人は地図を見て道案内をしながら、ご両親にはドイツ語で、ダンナさんと私にはフランス語で説明してくれます。ホンモノのバイリンガルだ。ホントすごい!
ご両親と私は英語で何とかやり取り(^_^;)

Butte-aux-Chaumont は小高い場所で、いちばん高い所からはモンマルトルがほぼ同じ高さに見えます。




この辺りには、細い坂道を挟んで可愛らしい家が建ち並ぶ、ちょっとステキな通りが幾つかあったりして、そんな所を愛でながらゆっくりと歩いて運河へと向かいます。




運河沿いのレストラン La Criée でランチ。お父様にご馳走になってしまいました(^_^;)

友人やご両親は、よく長距離の散歩やサイクリングを楽しむ方たち。運動不足の私について行けるか心配でしたが、気がつけば9,6kmを完歩!

ホントに楽しい一日でした。
こんなふうに付き合ってくれる友人に心から感謝です!

有名シェフ達の有機 BOCO@パリ

諸々の事情でダンナはイギリスから帰国。私は一人パリに戻って二晩過ごします。
このオマケの期間はウィンドウショッピングも含めてお土産なんかの買物に充てる感じかな。

一人の食事はパリではそんなに難しくありません。簡単に済ませられる所にはなりますが、ダンナとではムリなタイプのお店に行くチャンス(^-^)/

ということで、イギリスから戻る機内誌で見たオーガニックレストラン BOCO に行ってみました。

ミシュランで星を獲得したりしている有名シェフ達が、オーガニックで美味しいものを手軽に食べてほしいと始めた店だそう。
一品一品がリサイクル可能なガラスジャーに入っていて、作ったシェフの名前が顔イラスト付きで貼ってあります。

温めてもらってイートインも、またテイクアウトも出来るそう。

前菜、主菜、デザートとあるので、フルに食べることも出来るし、一品だけってのも大丈夫(^-^)

セルフなんで簡単な食事っぽいけど、トマトのティラミスとか、キノコとほうれん草のラザニアとか、内容的には凝ったものばかりです。
割高感はあるけど何たって美味しいし、量が多くないのも有難い。

好きな野菜と果物を選んで作ってもらうジュースも美味しかった~(^-^)

オペラ店とクールサンテミリオン店、2日の間に両方行っちゃいました(^。^)
サンラザール店も出来るみたいですよ。



2012年8月29日水曜日

雨のオックスフォード

2日目のオックスフォードは冷たい雨。ホント今回の旅は雨ばかり(T_T)

というわけで自然史博物館を見学。入るといきなり大きな恐竜の骨格が迎えてくれます。触れる剥製や化石もあって社会科見学らしき小さな子供達も楽しそう。



続いて歴代の顕微鏡などを展示している科学史博物館で雨宿り。

イギリスの博物館や美術館は無料だけど幾ら幾らの寄附をお願い、と書いてあるので、それが事実上の料金。高くはないと思います。

あまりの雨に動きがとれず、観光バスに乗っちゃいましたf^_^;)
ちょうど町を一回りするとホテル近くの停留所で降りられたので、ホテルのラウンジでアフタヌーンティーして電車までの時間を潰しました。




あ〜、雨はツライなぁ~(T_T)


オックスフォードはやっぱり素敵

コベントリーから列車でオックスフォードへ。
オックスフォードには縁あって三度目の訪問です。
滞在先もこれまた縁あって二度目のコッツウォルズロッジ。観光の中心地からは少し遠いけど、由緒正しい感じの素敵なホテルです。



オックスフォード在住のダンナの仕事仲間をオフィスに訪ね、一緒にランチへ。連れていってくださったのはイタリアンレストラン Quod。
以前サセックス州に行った時どの店の料理も味がしないな~と思ったのですが、オックスフォードは特に味が薄い記憶はありませんでした。
が、意外と薄味。薄味好みの私が薄味と感じるくらいだから、けっこう薄いと思う。
テーブルに塩胡椒が置いてあって、自己責任でって感じでしょうか。
私が頼んだガスパチョと野菜のパスタはニンニクが効いてて美味しかったので、塩胡椒は足しませんでしたが。
ちなみにウォリックでは薄味と感じることはなかったです。


食後はオフィスへ戻りがてら見どころをいくつか案内してくださいました。

ボドリアン図書館のディヴィニティ・スクールは、ハリー・ポッター映画でホグワーツの医務室の撮影に使われた所。ゴシック様式の天井が素晴らしいです。



シェルドニアン・シアターは学位授与式などが行われる所。先日アウンサン・スーチーさんが講演をしたそうですよ。



オール・ソウルズ・カレッジは研究施設となっている学生のいないカレッジ。



ちなみにカレッジには必ず、図書館、チャペル、ダイニングルームの三つがあるのだそうです。
学生の待遇は入ったカレッジによって全然違ってしまうんだとか。経済的に余裕のあるカレッジではイベントも多く、生活費もかからないけれど、お金のないカレッジに入ると学生の負担が大きいんだって。
それから食事のときにはハリーポッターが着てるみたいなローブを着る習わしだそうで、食堂の近くと思われる場所にずらーっとローブがかけてありました。
他にも、分野の違う人達との交流の場であるラウンジがあったり、普段なかなか見られない場所を色々と見せてもらえて楽しかった〜(=^x^=)


ダンナ達が仕事に行った後は一人で散策。貴重な晴れだったので、川沿いにあるモードリアン・カレッジに行ってみました。



ダイニングルームの豪華さなど、カレッジ自体の見応えとしてはやはりクライストチャーチがいちばんかとは思いますが、鹿の放し飼いエリアもあったりする自然豊かなカレッジで、晴れた日こその散策地でしたよ。


休憩はコーヒーが美味しいという老舗のグランドカフェで。
ん? ここ前にも来たぞ。内装がとっても素敵。スノッブな観光客でいっぱいって感じ。

もう一カ所行こうと思っていたニュー・カレッジは残念ながら時間切れだったので次回のお楽しみに(=^x^=)


ダンナの仕事仲間のオフィスも、とてもそうとは思えない伝統的な建物に入っていました。
町全体の統一感がホントに見事で、何度来ても素敵な町です。


2012年8月28日火曜日

ウォリック城とミル ストリート

ウォリック滞在3日目は、ウォリック城へ。
再びストラッドフォード・アポン・エイボン行きの16番のバスに乗って、20分ほどです。
運賃はストラッドフォード・アポン・エイボンまでと同じ。一律料金なのかな。

初日にストラッドフォード・アポン・エイボンに行くとき、ウォリック城はウォリック病院を過ぎたら間もなくだな、と目星をつけておいたので、病院を過ぎた所で一階へ降り、運転手さんの近くへ。
すると、「城に行くんだよね?」と運転手さん。乗るときに城に行きますか?と聞いておいたら気にかけていてくださいました(^。^)
最寄りのバス停に近づくと「この通りは美しいから城の後に行ってごらん」と運転手さん。はい、是非(^-^)/

ウォリック城は征服王ウィリアムによって建てられた中世の城とのこと。現在は蝋人形で有名なタッソーグループが所有しており、城内では蝋人形を用いて古の人々の様子が分かりやすく展示されています。エリザベス二世の人形もありましたね(^。^)




若干テーマパークっぽいので、一人で行くのは寂しいかな。遠足にも人気の場所なのでしょう、制服姿の小学生がたくさんいました。
広い敷地内にはピーコックガーデンなんて珍しいものも。けっこう鋭く鳴くのね、孔雀って(^_^;)




バスの運転手さんが教えてくれた通りは、ミル ストリートという名前。チューダー王朝時代の家々が建ち並ぶ、歴史的に貴重な通りみたいです。これは一見の価値あり! 美しいです。




この通りの突き当たりに、ミル ガーデンという小さな庭があるんだけど、これがまたとっても可愛くて素敵! 隣接するウォリック城とエイボン川を眺めながら花々に囲まれる、まさに小さな宝石です。超オススメ(=^x^=)





路線バスでの移動は景色が楽しめてよいのだけれど、帰りのバス停が通りの反対側にあるとは限らないので要注意。
今回は逆方向行きのバス停が見つからず、道行く人に聞きまくりでした(^_^;)

ウォリックでの3日間は楽しかったけど、毎日雨だったのが残念だったなぁ(T_T)


2012年8月23日木曜日

レーミントンスパ

ウォリック滞在2日目は、ホテルのフロントの方に教えていただいた、レーミントンという町へ。
ウォリック大学からは12番のバスで15分くらいだったかな。

12番は16番とは運営会社が違う路線のようで、値段は往復3.60ポンド。ナント釣銭の用意がないバス。

ひゃ~、3.50しかない~(゚o゚;;

運転手さん、いいよと言って乗せてくれましたf^_^;)
バスの運賃をまけてもらったなんて初めて~(^。^)
本日も運転手さんに感謝です。


レーミントンは、その昔スパで一世を風靡した町。塩分を含んだ水やトルコ風呂に浸かって、お金持ちの方々が療養や保養をしていたそうです。ビクトリア女王も訪れたんだとか。




残念ながら今では、観光案内所近くにある町の歴史の展示くらいしかスパの名残りを見られる場所はないみたい。

現在は皆さんショッピングを目的に訪れる町のようですね。





あ~、雨でなければもっとウィンドウショッピングも楽しめたのになぁ(T_T)

かつて富裕層の保養地だったという雰囲気が何となく感じられる美しい町でした。






2012年8月21日火曜日

シェークスピアゆかりの地

イギリス中部のウォリック滞在は正味3日。
到着日翌日はシェークスピアの生まれた町ストラッドフォード・アポン・エイボンへ向かいます。
ウォリック大学付近から路面バスで約1時間。

ウォリックいちばんの思い出は毎日乗った路面バスかも。

イギリス名物2階建てバスの2階に乗っていると、道路脇の木の枝がバシバシ車体に当たり、町中では手を伸ばせば道路沿いの家の二階の窓を開けられそう。
何より運転手さん達が親切だった~(^-^)それって私があまりにも頼りなさそうだったのかしらんf^_^;)




バスに乗ったらまず運転手さんにストラッドフォード・アポン・エイボンに行くことを確認。運転手さんが片道か往復か尋ねるので取り敢えず片道と言うと、片道5ポンド往復6.40ポンドだから往復が良いよ、と。往復切符を買って初回は様子見のため1階に乗車しました。

街並みや人々を眺めていると1時間なんてあっと言う間。
青いブレザーの制服を着た女子高生達の姿に、日本は何かと英国を手本にしてきたことを改めて感じます。

目的地に着き、運転手さんにお礼を言って降りようとすると、待ってましたとばかりに運転手さんが私の腕をつかみ、帰りはあそこから16番のバスに乗るんだよと、逆方向行きのバス停を教えてくれました。
ご親切ありがと~(^-^)/



さて、ストラッドフォード・アポン・エイボンですが、シェークスピア一色の町です。
彼の生まれた場所、最後に住んでいた場所、お墓のある教会などがありますが、町自体が可愛らしくて素敵(=^x^=)



ああ、雨でなかったらなぁ~(涙)




また行くことがあったら、見所を回るより、白鳥を眺めながら川沿いの散歩道を歩いたり、建物を見ながら町中をぶらぶらしたり、そんな風に過ごしたい町でした。




2012年8月20日月曜日

ユーロスターにすればよかった

パリからバーミンガムへ飛行機で移動しました。
行き先がヒースローなら迷わずユーロスターにしたのですが…まさかバーミンガム空港の入国審査も延々と行列とは(-。-;
もうイギリスの空港は極力使わないんだからっ( ̄^ ̄)

バーミンガム空港からコベントリーまでは電車での移動です。1人2ポンド。安くて広くて空いてて快適だった~(^-^)

コベントリー駅から滞在するウォリックへはタクシーで移動です。
フランスのタクシーは車種が様々だけど、イギリスは日本のように皆同じ型。イギリスらしいクラシックな車です。お客が4人向かい合って乗れるワゴン車みたいな車内なので、スーツケースは足元に寝かせて置くのが普通みたい。
車内には「この車はコベントリー製」との貼り紙が。そう、コベントリーは自動車産業で栄えた街なのですね。

ウォリックは大きな大学のある町。学会などに利用されるゲストハウスや研究所もたくさんあって、日本でいうと、つくば研究学園都市みたいな感じかな。

広大な土地に一面の芝生。ホントに緑が多くて、野生の鳥がぴょんぴょんしています。
この国の人は日常的にたくさん歩くだろうなぁ(^^;;

この夏は記録的な寒さだそうで皆さん冬のような上着を来ていました。


2012年8月17日金曜日

花を贈られる日

ダンナが仕事帰りに大きな花のアレンジメントを買って来てくれました。
結婚記念日に出張で留守にするからってことで。
そんな〜、気ィ使わなくてよいのにぃ〜(=^-^=)
腹ぺこで一刻も早く帰宅したいところを、ありがと〜♡
とってもキレイ!




そういえば誕生日やホワイトデーにもお花を買って来てくれるね。
いつもありがと(=^-^=)

2012年8月3日金曜日

お孫さんとご対面\(^o^)/

友人との待ち合わせで、パリ20区郊外へ。
ロベスピエールというメトロの駅で降りたのですが、一瞬私は何処にいるのだろうかと思いました。
この辺りは、パリのアフリカと呼ばれる地域。見かけるのは殆どアフリカ系なのです。
ちなみにアジア系はかなり珍しいらしく、小学校高学年くらいの子供たち(もちろんアフリカ系)が、私が何人なのかを話題にしていました。インドネシア人かな?とか言っていたようでしたが、すれ違い様に「中国人ですか?」と聞いてきたので「日本人よ〜」と笑顔で答えました。「ぼく今日初めて日本人を見たんだ〜」なんて夕飯時の話題に上ったりしたかもね(^_^)。

ここに住んでいるのは友人の息子さん夫婦。
共働きで多忙な二人のため、毎週火曜の午後から水曜にかけて、友人が泊まりがけでお孫さんの面倒を見にくるのだそうです。火曜の晩、息子さん達は夫婦水入らずで外食を楽しむんだって(^。^)

友人のお孫さんは幼稚園ですが、フランスの幼稚園や学校は(地域にもよるかもしれませんが)水曜もお休みです。
水曜には地域の施設などでスポーツや習い事に参加するのが一般的みたい。学校とは違う友達が出来たり、年齢の異なる子供同士の繋がりが出来たりしていいですね(^-^)
とはいえ親の方は仕事があります。そこで、おじいちゃんおばあちゃんの協力が必要になるわけですね。
もっとも、おじいちゃんおばあちゃんにも自分達の生活がありますから、毎日援助を頼むわけにもいきません。友人の息子さん夫婦も火水以外はシッターさんに頼んでいます。
日常的に家政婦やベビーシッターを雇うのが一般的という背景が、子供が何人いても共働きが当たり前という社会を支える一因であることは確かですね。

友人のお孫さんとは待ちに待った初対面でした\(^o^)/
幼稚園にお迎えに行き、いったん荷物を置きに家に戻ってから、友達と遊ぶため公園へ行くという日課に同行。
子供ってホントすごいエネルギーで、友人はかなり大変そうだったなぁ(^^;;

最初は友人の後ろに隠れたお孫さんも、私が帰るときには抱きついて別れを惜しんでくれました。
なんてカワユイの~)^o^(
次に会うときまで覚えていてくれるかしらん。




2012年8月1日水曜日

"Malbouffe"(悪しき食)について考える

友人夫婦とパリでランチ。食材は全てオーガニックを買っている彼らが提案してくれたのは、マレ地区のレストラン La Chaise au Plafond です。

このお店は隣接するレストラン Les Philosophes とキッチンを共有しているとのこと。Les Philosophes には何年か前に行ったことがあり、美味しかったと記憶しているので、期待できそうです。

友人の話では、このお店のシェフ達はフランスの食事情について懸念を示し、左派新聞 rue 89 とともに映画を製作、フランスのシェフ達がちゃんと料理を作っていないと批判したのだとか。
このお店では冷凍などでなく新鮮な(時にはオーガニックの)素材を用いているのだそうで、それが友人のお目にかなったというわけです。

いただいたのは、壁に書かれた「本日の料理」から、前菜にズッキーニのスープ、メインは鱒です。
ボリュームあります〜! 野菜もたっぷり添えられてるし、メイン一品で十分だ〜!
残念ながらデザートの入る余地なし。食後はコーヒーのみにしました。

CP高し! 人気なのもうなずけます。
小さな店内もテラスも満席でした。



余談ですが、この日の午後、ゲイ・プライドが予定されておりました。
実はこの店の界隈、そちら系の方々のエリアとしても知られているそうで、近隣の通りにはゲイ・プライドのシンボルである色とりどりの風船が飾られていました。

ホテルのあるモンパルナスまでバスで戻ろうと思ったら、行進がモンパルナスからバスティーユまでということで、バスは一部運休。やむなくメトロでモンパルナスへ。

すごい数の見物人の中、大音量で延々とパレードが続いておりました。
トラックの荷台で短パン一丁で踊る男性、男同士でサルサを踊りながら進んでくるグループなど、思い思いの趣向でお祭り気分を盛り上げます。



初めて見ましたが、何というか、少し世界観が変わりますね。
いい経験でした。
私もがんばろっ!(←何で?)