2010年11月11日木曜日

今週のラテン語2

Errare humanum est.
間違いをおかすのは人間的なことである。
L'erreur est humaine.
To err is human.

間違いをおかすことは人間の本性だということ。
何か間違いをしたときに「しょうがないじゃん、人間だもの」と開き直っていいという意味ではもちろんありません。
この格言は in errore perseverare stultum「頑として非を認めないのは愚かなことだ」と続きます。(ちなみにこの部分は後にキリスト教下で perseverare diabolicum となったそうなので、今日ではこちらの方が通りがよいかもしれません。)
失敗は成功のもとってことね。

errare はフランス語でいうところの Infinitif 動詞の不定法で「間違うこと」。
humanum は形容詞(不定法の属詞となるときは中性形をとる)。
est はフランス語と同じで be 動詞の3人称単数直接法現在です。

2 件のコメント:

Kazu さんのコメント...

わかりやすくていいですね。
いざというとき(?)に使えそうな言い回しです。カタカナ表記があると助かるのですけど。
英語のスペルに間違いがあったとしても、それは人間の証^^。

Satoneko さんのコメント...

Errare humanum est !
早速「いざというとき」がやってきました^^;
修正させていただきました。